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2025年2月20日

精製水とは?飲んでも大丈夫?特徴や種類・用途を詳しく解説

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皆さんは、「精製水」にどのようなイメージをお持ちですか?

聞いたことや見たことはあっても、具体的にどのようなものなのかは、ありまり知られていません。

「普通のお水と何が違うの?」「何に使うのか分からない」という方も多いのではないでしょうか。

この記事では、精製水の特徴や用途、種類などについて詳しく解説しています。

  • 精製水ってなに?
  • どんな時に使うの?
  • 飲んでも大丈夫?

このような疑問をお持ちの方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。

  • 木崎 達也画像
    調査員・執筆者
    木崎 達也
    大学卒業後、総合商社の海外駐在員として東南アジアのインフラ事業に従事。主に上下水道の設備管理に携わる。その際に学んだ水が生活に与える影響や水質の大切さを広めるべく、帰国後はYouTubeで水に関する情報発信に注力。現在は水に関する経験と知識を活かして、MIZULOGの調査員兼執筆者として従事。

精製水とは?どんなお水か解説

精製水とは、不純物やミネラルを徹底的に取り除いた水のことを指します。

水道水に含まれる塩素や、天然水に含まれるミネラルや微生物などは含まれておらず、非常に純度が高い点が特徴。

医療用・化粧品・洗浄用など、様々なものに使用されており、我々の生活になくてはならないものです。

精製水は飲める?

“不純物を取り除いたお水”と聞くと、飲んでも問題ないと思うかもしれませんが、精製水を飲むことはおすすめしません。

精製水を作るときに取り除く物質の中には、水道水の消毒などに用いられる塩素などが含まれます。

塩素を取り除いた水は痛みやすく、飲み水として使用するには安全性に欠けます。

また、ミネラル成分を除去しているため、美味しいお水とは言えません。

この後に説明する「RO水」以外の精製水を飲むことは控えましょう。

精製水の種類

精製水の中にはいくつか種類があり、不純物を取り除く方法によって以下の3種類に分類されます。

  • 蒸留水
  • イオン交換水
  • RO水

それぞれ特徴や用途が異なるので、一つずつ詳しく見ていきましょう。

蒸留水

蒸留水とは、水を沸騰させたときに発生する水蒸気を冷却した液体のことを言います。

この方法により、水に含まれる不純物やミネラルを除去することが可能。

その純度の高さから、医療用やコンタクトレンズの洗浄水などに使用されています。

イオン交換水

イオン交換水は、イオン交換樹脂という不純物を吸着する物質でろ過して精製したお水のことです。

水道水に含まれる塩素や、マグネシウムやナトリウムなどのミネラルなどのイオン成分が取り除かれている点が特徴。

アルコールなどの非イオン成分は除去できないので、高い純度を必要としない加湿器の供給水やバッテリー液などに使用されます。

RO水

RO水は、RO膜(逆浸透膜)でろ過したお水のことです。

ろ過能力の高さが特徴で、微細な化学物質やウイルス、ミネラル成分を除去できるのが特徴。

飲み水としても利用されており、RO水をボトルに詰めて販売するウォーターサーバーのメーカーも多くあります。

精製水の使い道は?用途を解説

高い純度や安定性が特徴の精製水は、様々な用途があります。

代表的な精製水の用途は以下の4つ。

  • 医療用
  • 美容用
  • コンタクトレンズの洗浄用
  • 加湿器の蒸気用

それぞれ詳しく見ていきましょう。

医療用

医療用として使用される水には、高い安全性が求められます。

薬剤を製造する際や、医療機器の洗浄には、不純物が取り除かれた精製水が欠かせません。

また、新薬の試験に用いる水にも、水質が試験に影響しないように純度の高い精製水が活躍します。

美容用

美容の分野でも、精製水は幅広く使用されています。

化粧水や乳液・美容液などのスキンケア用品は主成分が水でできており、その水に精製水が用いられています。

また、エステサロンの施術にも使用されており、不純物がなく肌への負担が少ない精製水は美容に適していると言えるでしょう。

コンタクトレンズの洗浄用

精製水の身近な使い道として、コンタクトレンズの洗浄剤や保存液があります。

水道水に含まれる塩素や微生物が目に入ってしまうと悪影響を及ぼす可能性があり、加えて、コンタクトレンズ自体の含水率が変わってしまうなどの影響が出てしまう場合も。

高い衛生状況が求められるコンタクトレンズですが、精製水のおかげで安心して使うことができるんです。

加湿器の蒸気用

加湿器や美顔スチーマーなど、蒸気が出るタイプの家電製品にも、精製水の活用が可能です。

水道水には塩素やミネラル成分が含まれており、加湿器などに使用すると、これらの成分が水垢になって溜まってしまいます。

噴出口の周りに水垢が付くと故障につながる場合もあるので、精製水の使用が推奨しているメーカーも多くあるんです。

精製水はどこで買う?

ここまで精製水の特徴や使い道について解説してきましたが、精製水はどこに売っているのでしょうか。

手軽に精製水を購入するには、以下の、2通りの方法があります。

ドラッグストア

精製水は、ドラッグストアで手軽に購入することができます。

ドラッグストアで販売されている精製水の多くは、500mlほどのペットボトルに詰めて売られているケースがほとんど。

10L以上など、業務用サイズは販売していませんが、ご家庭で使用する分には十分な量の精製水を購入できます。

ネット通販

インターネットの通販サイトでも、精製水を購入することができます。

届くまでに時間がかかる場合がありますが、さまざま種類・量の中から、欲しい精製水を選んで購入できるのがメリット。

また、量を多く買いたい方は、自宅まで配送してくれるネット通販がおすすめです。

[まとめ]精製水はなくてはならないお水!

ここまで、精製水について詳しく解説してきました。

医療や美容、コンタクトレンズの洗浄用など、様々な場面で活用されている精製水。

私たちの生活になくてはならない水であることが分かりました。

加湿器やスチーマーなど身近なものにも使えるので、気になる方はドラッグストアやネット通販で購入してみてはいかがでしょうか。

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