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2025年1月7日

ウォーターサーバーにアース線を付けないと危険?正しい付け方と使わない場合の注意点

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洗濯機や電子レンジにアース線が付いているように、ウォーターサーバーにもアース線が付いています。

「ウォーターサーバーにもアース線が必要なの?」と疑問に思う方もいるでしょう。

本記事では、アース線の必要性や正しい取り付け方などを紹介しています。

ウォーターサーバーを既に使用中の方も導入前の方も、より安全に使えるよう参考にしてみてください!

  • 奥山 尋史画像
    アクアソムリエ・監修者
    奥山 尋史
    日本アクアソムリエ協会認定のアクアソムリエとして「美味しい水を日本に広げる」をテーマに活躍中。名古屋文理大学の情報メディア学科卒業後、SEとして働きながら、趣味で全国の水を収集していたが、趣味を仕事にしたいと思い、水を扱うウォーターサーバー関連の仕事に転職。データで見るおいしい水を得意とし、日本だけではなく全国の水まで分析し、現在MIZULOGで監修者を務めながら情報を公開している。

ウォーターサーバーのアース線とは?

アース線とは?

アース線は冷蔵庫や電子レンジなどの電化製品に多く取り付けられていますが、その役割を知らない人も少なくありません。

アース線の役割を把握しておくことで、その重要性を正しく認識できます。

ここからは、アース線の役割を詳しく見ていきましょう。

アース線は感電を防ぐ役割がある

アース線の役割

アース線は、水回りや湿気の多い場所で使う家電製品に取り付けられており、感電や火災などを未然に防ぐ役割があります。

事故や雷の影響で漏電が発生した場合、アース線が取り付けられていないと、電流が直接人体を流れ、被害をもたらす可能性があります。

アース線を取り付けていれば、漏電した電力が地面に逃げるため感電の危険を回避できるので、大人はもちろん、子どもやペットの安全を守るためにも非常に重要です。

アース線が必要な電化製品

ここからは、アース線が必要な主な家電を確認していきます。

主な家電は以下の通りです。

  • ウォーターサーバー
  • エアコン
  • 冷蔵庫
  • 食器洗い乾燥機
  • 温水洗浄便座
  • 洗濯機
  • 電子レンジ

上記は一部になりますが、お水や水回りに関連する電化製品が多いことが分かります。

水回りで使う家電製品は2016年からアース線の取り付けの義務化が法律で定められました。

もちろん、ウォーターサーバーもお水を使う家電製品なので、アース線が取り付けられています。

ウォーターサーバーにアース線を取り付ける必要がある?

ここまで、アース線の重要性を紹介してきましたが、本題は『ウォーターサーバーにアース線は必要?』ということ。

結論として、アース線を取り付けなくても、ウォーターサーバーは使えます

今でもアース線を付けずにウォーターサーバーを使っているという方もいるでしょう。

しかし、アース線を使用しないと感電のリスクがあるので、設置場所によってはアース線の取り付けを推奨します。

ここからは、アース線の取り付けが推奨される設置場所を見ていきましょう。

湿気が多い場所に設置する場合はアース線の取り付けを推奨

キッチン周りや冷蔵庫付近にウォーターサーバーを置く場合は、アース線を取り付けましょう。

窓の付近や結露が出る場所も、アース線を使用することで感電リスクを軽減できます。

また、周りに水気がなくても、万が一落雷などで漏電してしまうと感電の危険がありますが、アース線を使用することでリスクを最小限に抑えられます。

アース線を使用しない場合の危険性

ここまで、アース線の役割や重要性を紹介してきましたが、アース線を使用しない場合どんな危険性があるのでしょうか。

日本の夏場は特に湿気が多く、急な落雷などにより漏電のリスクが高くなります。

また、小さなお子様がいる場合、濡れた手でウォーターサーバーに触ることもあるでしょう。

四六時中子どもから目を離さないことは難しく、目を離した隙にお子様が感電事故に遭う可能性もあります。

ウォーターサーバーはアース線がなくても問題なく使用ができますが、アース線を取り付けて感電事故を防ぐことが大切です。

正しいアース線の取り付け方

続いては、アース線の正しい取り付け方を確認していきましょう。

アース線には以下の2つのタイプがあります。

  • ネジ締めタイプの場合
  • 差し込みタイプの場合

それぞれの取り付け方を紹介していきます。

ネジ締めタイプの場合

アース線の取り付け方(ネジ締め)

アース端子のカバーがネジ締めタイプの場合の手順は以下の通りです。

  1. ふたを開く
  2. アース部のカバーのネジを緩める
  3. 銅線をアース端子に挟み込む
  4. アース部のカバーのネジを締める
  5. ふたを閉める

最初にネジを緩める際は、ドライバーを使用しましょう。

ネジを緩めると、ネジの下側に隙間があくのでそこにアース線の銅線を挟み、再度ドライバーでネジを締めれば完了です。

基本的にネジは、左に回すと緩み右に回すと締まります。

ネジの緩みがあるとアース線が外れてしまうのでしっかりネジを締めましょう。

差し込みタイプの場合

アース線の取り付け方(差し込み)

アース端子のカバーが差し込みタイプの場合の手順は以下の通りです。

  1. アース部のカバーを開ける(タイプにより異なる)
  2. 銅線をアース端子の穴に入れる
  3. アース部のカバーを閉める

差し込みタイプの場合、ワンタッチタイプと工具が必要になるタイプがあります

工具を一切使わないワンタッチタイプは、指で押すだけでアース部にカバーが開きます。

反対に、アース部にカバーが固く閉まっている場合、1度手で触れてみて開かないようであればマイナスドライバーなどで開けましょう。

アース線挿入口が開いたら、銅線を端子穴に入れカバーを締めて完了です。

アース端子のコンセントがない場合の対処法

アース線を取り付けたいのに、ウォーターサーバーを設置したい場所のコンセントにアース端子がない場合もあるでしょう。

アース端子は増設することができますが、これは専門の資格を持った人にしかできません。

どのようにアース端子を増設すればいいのか、詳しく解説していきます。

電気工事店に頼んでアース端子を取り付けてもらう

アース線の取り付け工事

アース端子を増設するのに1番早い方法はお近くの電気工事店に頼むことです。

工事の費用は2万円前後ででき、工事の時間は取り付け位置により大きく変わります。

ウォーターサーバーを設置したい場所が決まったら、電気工事士に料金や日数の確認をしてから工事をお願いしましょう。

延長コードを使用してアース端子を取り付ける

アース端子の増設をもっと手軽に行いたい方は、ホームセンターなどで売っているアース専用の延長コードを使いましょう。

工事よりも費用や時間を大幅に削れ、手軽に準備ができます。

ただし、電源プラグに何個もコンセントを差している場合、ウォーターサーバーのワット数を超える事があるので、複数を同時に使うのは控えてください。

アース線を使用しない場合の注意点

ウォーターサーバーをアース線を取り付けないで使用する場合もあるでしょう。

アース線を取り付けなくても、ウォーターサーバーは使うことができますが、以下の2点に注意してください。

  • 濡れた手で電源プラグに触らない
  • 定期的に電源プラグ周辺を清掃する

順番に紹介します。

濡れた手で電源プラグに触らない

ウォーターサーバーに関わらず、濡れた手で電源プラグを触ることは感電のリスクが高くなるため避けましょう。

ウォーターサーバーは特にお水を頻繁に扱う家電製品ですが、お子様やペットが誤って濡れた状態で触ってしまうと非常に危険です。

柵でウォーターサーバーの周りを囲むなどして、何かしらの対策を取ると感電事故を未然に防ぐことができます。

定期的に電源プラグ周辺を清掃する

ウォーターサーバーを使う上で、感電しやすい場所は水回りや、湿度の高い場所だけではありません

電源プラグに埃などが溜まっていると、その埃が湿気を吸い取り感電に繋がる恐れがあります。

そんなことのないよう、日頃から電源プラグの周辺をしっかりと掃除し、アース線がなくても安全に使えるよう心がけましょう。

アース線を正しく活用すれば安全にウォーターサーバーを使える

ここまで、ウォーターサーバーとアース線の重要性と取り扱い方について解説してきました。

今まで、特に重要視せずにアース線を取り付けないでウォーターサーバーを使っていた方も多いのではないでしょうか。

アース線がなくてもウォーターサーバーを使うことはできますが、様々な事故のリスクを考えると確実にアース線を取り付けたほうが安全に使えます。

既にウォーターサーバーを使っている方もこれから導入する方も、アース線を活用し、さらに安全にウォーターサーバーをお使いください。

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